このカテゴリはフリーランスの先輩に、体験談としてためになる記事を書いていただいてます。フリーランス1、2年目の方々の参考に、そしてフリーランスとしてすでに活躍されてる方にも新たな発見や気づきがあるかもしれません。ご覧くださいませ!
フリーWEBデザイナー Kさん
私はWEBデザイナーとして20年以上活動しています。フリーランスとしてはちょうど13年ほどです。いわゆるベテラン組なのですが、最初からWEBデザイナーを目指していたわけではないのです。「なりゆき」でWEBデザイン業界に流れてきたという言い方がピッタリきます。
WEBデザイナーもフリーランスにもなりゆきで!?
私自身、もともと印刷物のデザイナーを志してはいましたが、行き着いた職場での仕事がMacを使った3Dアニメ制作でした。その会社のホームページ制作を任されたのが最初です。当時(20年以上前)は制作ノウハウの情報も少なく、手探りで作っていくのも楽しく、徐々にはまっていきいました。その後、とある会社のネット部門立ち上げに参加することになり、今に至ります。
フリーランスになったきっかけはといえば、まあほとんどの人は自由と成功を夢見て!のような感じかもしれませんが、自分の場合はこれも「なりゆき」です(笑)
今では考えにくいですが、当時、会社はインハウス(企業所属)のWEB制作者への理解が少なく、部署ごと消滅しました。ただ、幸いにも外注としてならそのまま継続して仕事ができるということでしたので、自分の意思で独立する方よりは恵まれていたと思います。
それと、独立時に会社の仕事を持ち出せたので初年度は営業の必要がありませんでした。これも幸運でしたね。ほとんどの人がゼロから営業して仕事を獲得していくのでしょうし、それがまず大変な段階だと思います。ただ少しずつでも大きくしたかったので知り合いの紹介で徐々に新規を請けるようにしていきました。(なので、いわゆる「営業活動」はしたことがありません)
フリーランスWEBデザイナーの収入のこと、そしてメリットとデメリット
メディアでもよくWEBデザイナーのことを見かけるかもしれませんが仕事内容も幅があり、私の場合はWEBデザイン、HTML・CSSコーディングがメインになります。その他は外注に依頼してます。最近ではこの範囲しかやらない制作者は少ないのかもしれませんが…。
収入形態は以下の3つが主となっています。
- 前職の会社からコンスタントに依頼される委託業務
- 月極契約をし、更新作業などがあるときだけの業務
- 単発の制作業務
サーバーの管理からアクセス解析まですべてを引き受けられれば(なにもトラブルがなければ)手を動かさなくても収入は安定すると思いますが自分の場合はそこまでの規模は請けられない業態になっています。個人という事もあり手一杯の状態ですね。あと相談相手がそばにいないですし拘束時間も長いので土日をキチッと休めたり、ONとOFFをしっかり分けてという働き方が難しいというのも事実です。これらは人によってはデメリットかもしれませんが….しかし、これも慣れです^ ^
ただ、そんななかでも空き時間を見つけて平日昼間に映画を見たりジムへ行ったりもしてます。フリーランスなので仕事をちゃんと進行、管理できればよいので何時から仕事してもいいのです。そこはメリットですね。あと、これは書くとどうかなと思いますが…お酒飲みながら仕事できるし(笑)こういうところでストレス発散も自然とできて心身のバランスがとれてるのでしょう。
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ずっとフリーランスを続けるうえで大切な3つのこと
私の場合、長期間フリーですがそれを続けるために大事な事は下記3つだと思ってます。
- 健康を維持する
- 仕事を継続的に獲得する
- 収入がない場合のリスクに対応できる体制を整えておく
幸い、自分は20年以上病欠で仕事に穴を開けた事がありません。フリーランスにとっての「健康」。これは第一条件になります。一見、当たり前のように感じるかもしれませんが自分の代わりはいないのです。心身ともに健康は基本のキです。
この先もずっとフリーでやっていくには自己管理と危機管理が大事ですが、一方でフリーランスはたしかに自由も多くやりがいも大きいです。私より下世代は能力も行動力もある方が多いので、例えばWEBデザインを独学で学んだとしても一度実績が作れたら自信もつきますし、次にもつながるだろうし生きていけるのではないでしょうか。私も下世代に負けないように今後も頑張っていくつもりです。
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