このカテゴリはフリーランスの先輩に、体験談としてためになる記事を書いていただいてます。フリーランス1、2年目の方々の参考に、そしてフリーランスとしてすでに活躍されてる方にも新たな発見や気づきがあるかもしれません。ご覧くださいませ!
フリーデザイナー Sさん
出発点は「フリーイラストレーターになりたい!」だった
僕は現在、フリーランスのデザイナーです。主にブックデザイン(装丁)を仕事にしています。もともとはイラストレーターになりたくて美術学校時代からイラストのポートフォリオ(作品集)を作って、仕事につながりそうなデザイン会社、出版社、代理店などに直接出向いたり、ファイルを郵送し売り込みしていました。
イラストレーターとして会社に所属する人は一部で、ほとんどがフリーランスで活動されてると思います。近い年の先輩たちもアルバイトをしながら一方でイラスト仕事をし活動していた人が多かったです。
いろんな方に話を聞き、どのようにすればフリーイラストレーターとして活動できるのか20代前半は模索してました。先輩たちの話はすべてがうまくいってるように聞こえてしまい、果たして自分にできるのだろうか。そんな悩みを常に抱えていたように思います。フリーランスになりたい人は自分の好きな仕事でこの先食えていけるのか。そこが一番の悩み処かと思います。
クリエイター生活の基盤になる仕事をまず確保したい
僕の場合は、会社員からフリーランスへという経緯ではありません。週に半分ほど出版社へ行きデザイナーのアルバイトをしていました。それが書籍デザインだったわけです。残りの半分はフリーとしてイラスト業をしていました。それがだんだんとデザイナー仕事も増えていき現在に至っています。
当時、そのバイトで収入があったので最低限は食べていけました。そこがポイントで生活がなんとか保障できる仕事があるというのは安心できます。現在では自宅のパソコンで仕事ができるクラウドソーシングがあるので、その頃そのシステムがあったら確実にやっていたと思います。
- フリー仕事は不安定。確実な収入先を確保してると精神的安定につながる。
- 現在ではクラウドソーシングを使って定収入を目指すのもよい手。
フリーランスの友人も多いので話を聞きますが、クリエイターの場合、最低限のマナーを守って一定レベルの仕事をしていればクライアントと良好な関係は築けると思っています。最低限とは
- 時間を守る事。
です。これは打ち合わせ、締め切りなど時間に関わる事すべてです。これが大原則で、あとは作品のクオリティ、コミュニケーションのうまさなどが関わってくると思いますが、別に愛想が悪くても売れっ子クリエイターはたくさんいます^ ^しかし、それはそんな面を気にさせないほど技術の高さがあるのだと思いますけど。
直接話すコミュニケーションもそうですが、いまは主流になっているメールでもやりとりは対人ですので、一般常識を守れ不快な思いを先方にさせない対応ができれば十分よいのではと思っています。
クリエイター仕事を抱えすぎたときの対処方法とは
フリーランスクリエイターの仕事は例外はありますが、ほとんどがひとつひとつの案件ごとで始まり終わると思います。当然、仕事量の波もあります。重なりすぎる時もあるし、またその逆もあります。長年やってると必ず経験します。そのときにどう対応するか自身のマネジメント能力が問われます。
多すぎるときはとにかく頑張るのはもちろんですが、人に頼めそうな分野は外注する方法もあります。デザインでいえばレイアウトや図版作成なら人にお願いできる部分もあるのです。これに関しては僕自身はココナラ等のクラウドソーシングでお願いできそうな人を数人抱えておいて多忙なときに一部を助けていただいてます。
特によくお願いする人はスカイプで密にやりとりしながらという方法もとっています。本当に便利な世の中で、事務所を確保してアシスタントを雇わなくても外注さんにお願いすればまとまったデザイン仕事も可能なのです。場所を(時間も)選ばずネットワークでつながりビジネスができるんですね。漫画家もそのようにお仕事されてる話は聞きます。
【ココナラ】公式サイトへ
フリーランスは営業から交渉、仕事納品、確定申告まですべてを自分で行います。そのなかで僕自身、取引先のひとつが倒産してしまったという経験もあり、ギャラをいただけなかった事もあります。その痛い経験から複数のクライアントと仕事はしていた方が良いと思っています。
- フリー仕事は複数の収入先と取引してると、万が一の時に安心。
太いパイプがあるのはもちろん大事で、それも精神的安定になります。ただしフリーランスは会社員より守られていない立場なので何が起こるかわかりません。その時のためにも取引先を複数もっていると良いと思います。
フリーランスデザイナーとしてのやりがいとは
フリーランスになる人は、性格上、先の事をキッチリ考えすぎる人は向いていないかもしれません。計画的に物事が進む=安定した収入があるわけではないので、ある程度「なんとかなるさ」という考えができないと難しいと思います。特に仕事量が少ない時は不安ばかりが出てきてしまうと思います。
ですが、一方で自ら積極的に動き、頑張って評価を受けどんどん仕事が来る状態になれば、収入は会社員より上回ります。フリーランスデザイナーでも年収(年商は売り上げ、年収はその売り上げから必要経費等を差し引いた額)1000万円も夢ではありません。好きな仕事で楽しんでたくさん稼ぐ!これはフリーランスそしてフリークリエイターとしての醍醐味であると思います。また自分のデザインした本やポスターが世に出回り、それを目にしたときの嬉しさはいつまでたっても変わりません。何よりも好きな仕事で生活できてる喜びは何ものにも代え難いのですね。
●フリーランスとして売り上げを伸ばしたいならこの本●
もしあなたが、
・フリーとして独立してみたい。もしくは既に独立している。
・フリーランスとして一人でやっていくのが不安だ。
・お客の集め方もよく分かっていない。
・営業とかもあまりやりたくない。
などといったことに思い当たるフシがあるならこの本をオススメします。フリーランスとしての専門知識や専門スキルがある人は独立起業すれば収入を増やすことができる。
但し、知識やスキルがいくら優れていてもクライアントを獲得できなければ、収入が増えるどころか無一文になります。
逆に、もしオーダーの絶えない状況を作れれば収入は青天井になることでしょう。この本はそのような独立して理想のクライアントが集まる仕組みをどうやって作るのかが分かる本なのです。
フリーランスとしてこれから独立したいと思っている人に限らず、今、独立して上手くいっていない人も使える非常に頼りになるガイドブックです。
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